地域科学研究所のICT技術を使った取り組み事例

地域科学研究所では、新しいスキルや考え方を習得できるよう、全社員参加の研修を国内外で開催しています。このような機会が日々の業務につながり、一人ひとりが持つ長所や能力をさらに伸ばすことができるのです。そして新たなサービスが生まれることになります。「自由課題」では、スマートフォン向けアプリ開発や地域科学研究所のICTを活かした地域イベントの企画などに取り組んでいるといいます。

2014年8月には、地域科学研究所のスマホアプリ「LocalSpot」を使った地域イベントが開催されました。「LocalSpot」は、地域別・カテゴリー別・現在地付近からイベント情報を検索し、行きたいと思ったイベントをブックマークできるアプリです。実際にイベント会場やスポットに行くと「○○イベントへようこそ!」と表示されポイントが入り、そのポイントを使ってイベントで開催されているゲームに参加することができます。アプリを起動した状態で展示場所に近づくと、展示情報やアーティストプロフィールが表示され、会場マップや特典情報なども見られるので便利です。歩くたびに様々な情報を得ることができます。地域のLocalSpotを使うことで、より地域イベントを楽しむことができるのではないでしょうか。

同年9月には、LocalSpotを導入したイベント「TAKETA ART CULTURE」が大分県竹田市城下町エリアで開催されました。文化・芸術を感じながら街を歩くアートプロジェクト。舞台となったのは、岡藩城下の風情と昭和のノスタルジーが入り混じる竹田町商店街です。独特な雰囲気のある竹田町商店街は、不景気や少子高齢化などの影響により、いつからか空き店舗が増えるようになりました。そこで、アートや文化の掘り起こしなどの新しい視点で地域や人と向き合い、地域が抱える現状を解消していこうと開催されたのがこのイベントなのだそうです。地域科学研究所のLocalSpotを使うことで、23か所の展示場情報やアーティストプロフィールを、地図とともに見ることが可能になりました。各店舗にある近距離無線通信技術(iBeacon)と組み合わせて使えば、情報が自動で配信されるのです。また、来場者には抽選でプレゼントもあり、街歩きイベントをLocalSpotがより盛り上げたといいます。

地域科学研究所では、このように楽しみながら利用できるスマホアプリなどを使い、各地域の持ち味を生かしたイノベーションを起こしているのです。 “地方発の日本を変える力”になることを目指し、地域科学研究所は日々地域社会の未来のために取り組んでいます。地域科学研究所の今後のサービスに注目したいですね!

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